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Kay’s ダイジェスト
よく聞くけれど…「脳の10%しか使っていない」って?
「人間は脳のたった10%しか使っていない。残りの90%を使えば、天才や超能力者になれるかもしれない——」
こんな話を聞いたことがある人は多いはずです。映画や自己啓発本でもよく登場するこのフレーズ。
でも、それは事実ではなく、科学的根拠のない“都市伝説”です。
本当は「脳はほぼすべて使っている」
現代の脳科学では、脳の活動をリアルタイムで観察できるようになっています。
MRI(磁気共鳴画像)やPET(陽電子放射断層撮影)などの技術によって、脳のさまざまな領域が日常的に活発に働いていることが明らかになっています。
例えば、以下のような活動だけでも、広い範囲の脳が協力しています。
| 活動 | 活性化する主な脳領域 |
|---|---|
| 文字を読む | 視覚野、言語野、前頭前野 |
| 感情を感じる | 扁桃体、海馬、大脳辺縁系 |
| 記憶する | 海馬、前頭前野 |
| 歩く・動く | 運動野、小脳 |
しかも、睡眠中でさえ脳は完全に休んでいるわけではありません。 記憶の整理や体の調整など、さまざまな活動が続いています。
なぜ「10%しか使っていない」という神話が生まれた?
この神話がどこから来たのか、正確な起源は定かではありませんが、いくつかの説があります。
- 19世紀末の心理学者ウィリアム・ジェームズが「人は潜在能力のごく一部しか活かしていない」と述べた → 解釈の誤り
- 脳の一部の機能がまだ解明されていなかった時代、「使われていない=不要」と誤解された
- 自己啓発や商業的な目的で「残り90%を使えばすごい力が出る!」と都合よく使われた
つまり、「夢が広がるような話」として一人歩きしてしまったのです。
「使っていない脳の部分」はむしろ危険信号?
実際に脳の一部がまったく使われていない状態というのは、良くないサインである場合が多いです。
たとえば…
- 脳卒中で血流が途絶えた領域は、機能を失ってしまう
- アルツハイマー病などで神経細胞が減少すると、記憶や判断力が低下する
つまり、「脳のある部分が使われていない」というのは、健康な状態ではないということです。
本当に脳の力を伸ばすには?
ではどうすれば脳の能力を引き出せるのか?
それは、日々の学び・経験・習慣こそが鍵です。
- 新しいことを学ぶ
→ 脳の新しいネットワークが形成される - 運動する
→ 血流が良くなり、脳の働きも活性化 - 良い睡眠やバランスの良い食事
→ 脳機能の維持に不可欠
地道な積み重ねが、脳の“本当のポテンシャル”を引き出します。
この記事のまとめ
脳は常に、状況に応じて広い範囲を使っている
脳の10%しか使っていない
「人は脳の10%しか使っていない」という話は、聞くとワクワクするかもしれませんが、実際にはウソです。
実は私たちの脳は、毎日の生活の中でほぼフル稼働していて、思っている以上にたくさんの働きをこなしています。
「まだ眠っている力があるかも」と思う気持ちも大切ですが、脳の力を少しずつ育てていくには、毎日の学びや経験を大切にしていくことが、自然でいちばん確かな方法かもしれません。

私がスプーン曲げできるのは、脳の90%の力ではなく、ただ怪力だったから…?
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