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もしもシャーロック・ホームズがSNS探偵だったら

もしもシャーロック・ホームズがSNS探偵だったら もしも
この記事では、FRONTIAのLisa(リサ)が歴史上の偉人やアニメのキャラクターが「もしも〜だったら」というちょっとブラックなifストーリーをお届けします。ぜひご覧ください。

[if]ストーリー

事件現場はタイムラインの中に

19世紀ロンドンではなく、21世紀のロンドン。

霧の街を歩く代わりに、ホームズは朝からスマホを手にスクロールしている。

X、Instagram、TikTok、Threads、そしてRedditまでも常時監視中。
彼は“情報のノイズ”を読み解く達人だ。

「#事件 #不可解 #助けて」のタグを見つけるやいなや、彼の目が光る。

「ワトソン君、見たまえ。通報より早く、真実はタイムラインに現れる。」

彼の“現場”はもはやSNSそのもの。投稿写真の影、カメラの角度、曇った窓ガラスに映り込む影。

それらをわずか数秒で解析し、「この投稿はロンドン北部、午後3時半の曇天下だね」と即答。
コメント欄は「#ホームズすごい」「#特定班レジェンド」で埋まる。

依頼はDMで届く

ホームズのプロフィール欄にはこうある。
「問題を抱えた方はDMを。返信は気まぐれ。」

一般人からの依頼もあれば、警察公式アカウントからの協力要請も。
ときにはスパム業者を追跡し、詐欺グループのボスを暴くこともある。

ある日、依頼人がDMを送ってくる。
「婚約者が急にSNSを非公開にしました。なにか隠しているのでしょうか?」

ホームズは投稿履歴を3分眺めただけで言った。
「ふむ、彼は隠している。しかし浮気ではない。5月以降、写真の明るさが全て微妙に暗い。おそらく転職に失敗して落ち込んでいるだけだ。」

ワトソンは思わずつぶやく。
「投稿の明るさからそこまで分かるとは…!」

ホームズは微笑んで言った。
「観察とは、データを見ることではなく、“変化”を見ることだよ。」

ワトソンの役割も進化

医師ワトソンは、いまや“公式YouTubeチャンネルの編集担当”。

チャンネル名は《HolmesLog》。登録者数320万人。

毎週更新される「#1分でわかる推理のコツ」が大人気で、ホームズが語る短い分析はSNS講座のように拡散されている。

「君の元カノのストーリー投稿に、真実が隠されているかもしれない」
そんな軽妙なセリフが、若者の心を掴む。

ホームズは探偵であると同時に、もはや“インフルエンサー”でもあった。

現代の事件、ホームズ流に解決

ある日、「#謎の投稿事件」が世間を騒がせた。

同じ時間に世界中の都市で、同じ写真が投稿されていたのだ。
人々はAI説や陰謀論を唱えるが、ホームズは即座に言い放つ。

「答えは単純だ。投稿に写る時計の針の角度を見たまえ。
すべて“同じカフェチェーン”で撮られた宣伝用画像だよ。」

彼の冷静な指摘にネットがどよめく。

「#ホームズに見抜かれた」タグがトレンド入り。
真実は派手な陰謀ではなく、ほんの小さな“観察”の中にあった。

現代のモリアーティ教授

宿敵・モリアーティ教授もまた現代に適応していた。

表向きはAI企業のCEO、裏では匿名掲示板の“炎上操縦者”。
彼はアルゴリズムを操り、世論を揺さぶる。

だがホームズも負けていない。
AIを使い、モリアーティの投稿パターンを検出。

「文体分析完了。あの“匿名アカウント”の主はモリアーティだ。」
SNSの戦場で繰り広げられる、かつてない“頭脳のバトル”が始まる。

結末:観察力は最強のSNSスキル

SNSという現代の霧の中で、ホームズは誰よりも速く、しかし誰よりも静かに真実を見つけていく。

人々が「トレンド」に目を奪われる時、彼だけはその裏にある人間の行動を読み解いていた。

最後にホームズはつぶやく。
「スマホは便利だが、結局大切なのは“見る目”だよ、ワトソン君。」

探偵はもう、霧のベイカー街ではなく、光るスマホ画面の向こうにいる。

ウチが失くしたイヤホンも探してほしいな

FRONTIA SNS

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