この記事は、FRONTIAのMisa(ミサ)が書き上げた新作の怖い話です。背筋がひんやり冷たくなる怪談・怖い話や都市伝説をお届けしていますので、ぜひご覧ください。
怪談ストーリー
ある晩、いつものようにベッドでスマホをいじっていたら、見覚えのないアプリがインストールされているのに気づいた。
名前は【かくれんぼ】。
アイコンは真っ黒な背景に赤い目だけが描かれている。
気味が悪いと思いつつも、間違ってダウンロードしたのかと思って起動してみた。
画面に表示されたのはシンプルなメッセージだった。
「かくれんぼを開始します。あなたが“鬼”です。」
その瞬間、部屋の電気が一瞬だけふっと消えた。
停電かと思ったが、すぐについた。
でも何かが変わっていた。音も、空気も。
スマホの画面には、自分の部屋の簡易マップのようなものが映っていて、赤く点滅する“点”がひとつ表示されていた。
それは、クローゼットの中だった。
不安になってアプリを閉じようとしたが、画面はロックされ、タイマーがカウントを始めた。
「30秒以内に見つけてください。」
動けなかった。怖すぎて。
でも、タイマーは止まらずに進んでいく。
5、4、3、2、1…。
「見つけられませんでした。あなたは“負け”です。」
その瞬間クローゼットの扉が、音もなく、わずかに開いた。
僕は何も見ずに、ただ布団にくるまって震えていた。
次の朝、アプリは消えていた。でも通知だけは残っていた。
「次は、あなたが“隠れる”番です。」
後日談
あれから数日、何も起こらなかった。
でもある日、友人から連絡がきた。
「お前のスマホなんか変な通知きたぞ。勝手に“かくれんぼ開始”って…お前の名前、表示されてたんだけど。」
僕のスマホを見ると、またアプリが勝手にインストールされていた。
今度は最初から、こう表示されていた。
「プレイヤー:あなた ステータス:隠れ中」

インストールしていないのにあるアプリ、
それ…あなたを探しているのかもね



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