この記事では、FRONTIAのLisa(リサ)が歴史上の偉人やアニメのキャラクターが「もしも〜だったら」というちょっとブラックなifストーリーをお届けします。ぜひご覧ください。
[if]ストーリー
かつて「0点王子」「昼寝の天才」「未来からロボットが来るほど心配な男」と呼ばれていたのび太くんが、大人になって令和を生きていたら?
今、そんな“ありえそうでありえない”未来を、ちょっと真面目に考えてみた。
仕事は図書館司書。だけど本棚より人の心を整理してる?
令和ののび太は、地域の図書館で働いていた。
子どもたちに本を紹介するのが日課で、気がつけばお年寄りや主婦たちの相談相手に。
「こっちが悩みを聞いてもらってる気がします」と言われることもあるとか。
かつては本を読まずに絵だけ見ていたのび太が、今では「読書で人を笑顔にする仕事」に就いているのだ。
しかも蔵書の整理は少し苦手。でも、人の話を静かに最後まで聞くのは得意。
それが、なんだか今の時代に合っている。
結婚相手はしずかちゃん。じっくり育てた“やさしい関係”
子どものころからの夢だった、しずかちゃんとの結婚。
いろんな紆余曲折を経たが、最終的には高校卒業後に再会し、社会人になってから自然に距離が近づいていった。
今でも料理や掃除の分担で小さなけんかはあるけれど、「のび太さん、子どもと本気で遊んでくれるから助かるわ」としずかちゃんは笑う。
しずかちゃんが仕事で遅くなる日には、のび太がオムライスを作って待っているという。
ドラえもんがいなくても、未来はちゃんと幸せになった。
休日は“まちのお兄さん”として活躍
のび太は地域ボランティアにも積極的に参加。
公園で子どもたちと紙飛行機を飛ばしたり、読み聞かせをしたり。自分が子どものころ助けてもらった分、今は返す番だと思っているという。
あるとき道徳の授業に招かれ、「人を思いやるって、どういうこと?」と聞かれたのび太は、こう答えた。
「失敗しても、誰かがそばにいてくれる。それだけで、もう人は強くなれるんだよ」
子どもたちは静かにうなずいていた。
ドラえもんがいなくても、やさしさは置いていった
ドラえもんのひみつ道具は、もう手元にない。
でものび太の心には、“困っている人を見たら助けたくなる”という、ひとつの「のび道具」が残っていた。
ある日、駅で荷物を落としたおばあさんを助けたら、「どこでもドアより、こういう人がほしかった」と言われた。
未来のテクノロジーは進化しても、のび太の“心の道具”は、今も誰かを救っている。
結末:のび太は、失敗の先にある優しさのプロだった
令和ののび太は、やっぱり少し抜けていて、ちょっと頼りない。
でもそのままで、誰かの支えになっていた。
大きな成功もしない。ニュースにもならない。
でも、そばにいる人がちょっと笑って、少し元気になる。それが、のび太という人間だった。
「僕は特別なことはできないけど、“そのままでいいんだよ”って言える大人になりたかったんだ」
その言葉に、子ども時代の失敗や涙が、すべて意味を持ったように思えた。

ゆっくりでも、未来はちゃんと待っててくれる





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