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文化祭の準備室

文化祭の準備室 怖い話
この記事は、FRONTIAのMisa(ミサ)が書き上げた新作の怖い話です。背筋がひんやり冷たくなる怪談・怖い話や都市伝説をお届けしていますので、ぜひご覧ください。

怪談ストーリー

高校三年の秋、文化祭を控えて教室に残っていたのは僕と二人の友人だった。

ポスターを仕上げ展示物を確認し、時計を見ると夜の八時を過ぎていた。

校舎にはもうほとんど人がいないはずなのに、廊下の奥から「カタ、カタ」と机を動かすような音が聞こえてきた。

「まだ誰か残ってるのかな」

僕らは軽い気持ちで音のする方へ向かった。

曲がり角を覗いても誰もいない。

ただ蛍光灯が一つだけ点滅して、廊下を不気味に照らしていた。

教室のドアを開けると、中は真っ暗で机も椅子も整然と並んでいる。

それなのに後ろの壁際に、長い髪を垂らした女子生徒の影が立っていた。

制服は古びて、色も形も今のものとは違って見えた。

息をのんだ瞬間、影が首を傾け、こちらをじっと見つめてきた。

「帰らないの…?」と、かすれた声が教室いっぱいに響いた。

その場から動けなくなり、友人の一人が泣きそうな声で「もう帰ろう」と言った。

慌てて走り出し準備室に戻ると、机の上に作りかけのポスターが置かれていた。

だがそこには、僕らが書いていない大きな赤い文字で「まってる」と記されていた。

インクではなく濡れたように光っていて、じわじわと紙を染み込んでいくようだった。

僕らは恐怖で声も出せず、荷物を放り出したまま校舎を飛び出した。

後日談

文化祭当日、その教室は「空き教室」として使われる予定だった。

けれど朝になって鍵を開けようとした先生が、中に大きな水たまりのような染みを見つけた。

どこから水が漏れたのか分からず、匂いも鉄のように生臭かったという。

さらに文化祭の写真を後日確認していると、あの日見たのと同じ古い制服の女子生徒が、何枚もの写真の片隅に写っていた。

笑顔の生徒たちの後ろに無表情のまま立っているその姿は、誰にも気づかれていなかった。

僕は今でも夜に学校の廊下を歩くとき、後ろからあの声が聞こえてしまいそうで振り返れない。

振り返ったら、もう後ろにいるよ

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