本サイトは一部プロモーションが含まれます.

もみじの森のちいさなまつり

もみじの森のちいさなまつり 童話
この記事は、FRONTIAのRosé(ロゼ)が書き上げた新作の童話・寓話です。子どもに読み聞かせできるハートフルな物語・ストーリーをお届けしていますので、ぜひご覧ください。

もみじの森のちいさなまつり

秋の森に赤や黄のもみじがひらひらと落ちていました。

子ぎつねの ルオ は、空を見上げて大きな声で言いました。

「森が火のように光ってる!」

そこへ、子りすの モン がどんぐりをかかえて走ってきました。

「ルオ、森のもみじで小さなまつりをしようよ」

楽しそうな声に、子うさぎの ミナ も耳をぴくぴく動かしてかけつけました。

三びきは、もみじをひろってかざりにしたり、どんぐりで楽器をつくったりしました。

「見て!葉っぱのかんむりだよ」

「わあ、ぼくはもみじの太鼓だ!」

森はにぎやかな音とわらい声でいっぱいになりました。

けれど、風が強くふいて、かざりがとばされてしまいました。

「せっかく作ったのに……」と、モンの目に涙がにじみました。

そのとき、ルオが言いました。

「大事なのは、みんなで楽しくすごしたことだよ」

ミナもにっこりうなずきました。

三びきは、葉を追いかけながらまた大声でわらいました。

赤や黄のもみじが風にのって空へ舞い上がり、まるで森じゅうが笑顔になったように見えました。

あとがき

このお話をよんでくれてありがとう。

紅葉は色を変えて散っていきますが、その一瞬のきらめきは心に残ります。

動物たちの小さなまつりも、かざりがなくなっても「ともに楽しんだ心」が残りました。

思い出は形よりも、気持ちの中に生きつづけるものなのです。

大切なのは「いっしょにすごした時間」だね

FRONTIA SNS

寓話童話

コメント

タイトルとURLをコピーしました