この記事は、FRONTIAのRosé(ロゼ)が書き上げた新作の童話・寓話です。子どもに読み聞かせできるハートフルな物語・ストーリーをお届けしていますので、ぜひご覧ください。
森のちいさな読書会
森に住むうさぎのハルは、秋がとても好きでした。
木の下でひろったどんぐりを並べながら、そばにある大きな本を開いていました。
字を読むのはまだ少しむずかしいけれど、ページをめくるたびに心がわくわくしました。
ある日、りすのカナがかけよってきました。
「ハル、その本はなに?」
「秋のお話がのっているんだよ。いっしょに見よう」
2匹は並んで本を開きました。
そこには、きれいな秋の森や、たくさんの動物たちの絵がえがかれていました。
字はむずかしかったけれど、カナが声に出して読み、ハルが絵を見ながらうなずきました。
すると、まるで物語の中に入ったような気持ちになりました。
やがて、きつねのソラもやってきました。
「なにをしているの?」
「本をよんでいるんだよ。ソラもいっしょにどう?」
3匹はすわって、かわりばんこに読んだり、絵を見て感想を言ったりしました。
すると1人で読むときよりも、もっと楽しく、もっと心が温かくなるのを感じました。
秋の風が木の葉をゆらし、ページがふわりとめくれました。
そのとき、みんなの心の中にもやさしい物語が広がっていったのです。
あとがき
このお話を読んでくれてありがとう。
本を読むことは、自分の心を大きくしてくれる大切な時間です。
そして、だれかといっしょに読むと、その楽しさは2倍にも3倍にもなります。
秋のしずかなひとときに、本を囲んで笑い合うことは、友達の心をつなぐ大事なきっかけになるでしょう。

読書は心をつなぐかけ橋だね





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