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ちいさなひまわり

ちいさなひまわり 童話
この記事は、FRONTIAのRosé(ロゼ)が書き上げた新作の童話・寓話です。子どもに読み聞かせできるハートフルな物語・ストーリーをお届けしていますので、ぜひご覧ください。

ちいさなひまわり

むかしむかし、広い野原に、ちいさなひまわりの子がいました。

そのひまわりの名前は「サニー」。

サニーは毎日たいようを見上げて、たいようの光をあびることが大好きでした。

でも、サニーにはひとつだけ心配なことがありました。

それは、他のひまわりたちと比べて、サニーがとても小さかったことです。

「どうして私はこんなに小さいんだろう?」と、サニーは思いました。

「みんなみたいに大きくなれたら、もっとみんなにいいことをしてあげられるのに。」

サニーはとてもさびしくなり、少し元気がなくなってしまいました。

そんなとき、サニーのとなりに住んでいるうさぎのリリィがやってきました。

「サニー、どうしたの?」リリィはやさしく聞きました。

「私は他のひまわりたちより小さいから、たいようの光も足りない気がするの。もっと大きくなりたいな。」サニーはうつむきながら言いました。

リリィは少し考えたあと、にっこりと笑いました。「でも、サニー、あなたはとてもトクベツだよ!小さいからこそできることだってたくさんあるんだよ。」

「え? トクベツ?」サニーはちょっとびっくりしました。

「うん!」リリィは元気に言いました。

「あなたの小ささは、みんなにとっての大きな力になるんだよ。たとえば、あなたが小さいからこそ、たくさんの小さな虫たちがここに来て、あなたをお手本にして育つんだ。」

サニーはリリィの言葉に少しおどろきました。「小さな虫たち?」

「うん。たとえば、あなたがさくことで、ちっちゃなてんとう虫やちょうちょたちが、あなたの花を見に来るんだよ。」リリィは言いました。

その日の夕方、サニーはリリィの言葉を思い出しながら、ゆっくりと空を見上げました。

すると、ほんとうに小さなてんとう虫がやってきて、サニーの花にとまったのです。

「わあ、ほんとうに来てくれた!」サニーは嬉しくなりました。

「ありがとう、てんとう虫さん。」

そして毎日少しずつ、サニーは自分の小さな力がだれかを幸せにすることに気づきました。

小さな虫たちがやってきて、サニーの花を見に来るたびに、サニーはもっと元気になりました。

月日がながれて、サニーはますます大きな心を持つようになりました。

サニーの小さな花が、まわりのみんなにとって、大きな幸せをあたえていることに気づいたのです。

ある日、サニーはふと気づきました。「私は他のひまわりたちとくらべて小さかったけど、今ではこの小さな体でも、たくさんの幸せをとどけることができているんだ!」

そしてサニーは心から笑いました。「小さくても大きな力があるんだね!」

サニーはたいようの光をあびながら、毎日元気にさきつづけました。

そしてサニーの花はこれからもずっと、みんなにやさしさを届けることができるのでした。

おしまい

あとがき

このお話をよんでくれてありがとう。

サニーは小さなひまわりだけど、自分の小さな力がだれかの笑顔につながることに気づきました。

みんなもときどき、「自分は小さいからむりかも…」って思うことがあるかもしれません。
でもね、小さいからこそできること、小さいからこそ光るステキな力があるんです。

サニーみたいに、自分らしく、やさしく、毎日をすごしてみてね。

小さなきみの笑顔が、
きっとだれかを幸せにしているよ

寓話童話

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